初めて漫画で涙腺崩壊しかけました。あさぎです。
今回はオメガバース作品である『嫌いでいさせて』の感想を書いていきます。
優しさに溢れた作品
この作品に出てくるメインキャラは本当に優しさに溢れています。
雫斗は娘のしずくのために弱音を見せない優しさ、自分よりも周りのことを優先しようとする優しさ。
葉月は「運命の番」である雫斗を守り、決して本能を優先して雫斗を傷つけない優しさ。
しずくは我慢している雫斗のためになんとかしようと行動する優しさ。
全員がそれぞれのために頑張る姿は心を打たれます。
読んでいてここまで泣きそうになった作品はBL関係なくありませんでした。
BLを読んでいてもオメガバースに対して抵抗がある方は少なくないかと思っています。
そんな方に最初に読んで欲しい作品です。
オメガバースならではの葛藤
オメガバースという設定は初見だと少し混乱するかもしれません。
しかしその設定を理解することでより作品自体を楽しむことができます。
『嫌いでいさせて』で特に知って欲しい設定は、「男性にα、β、Ωがいるように女性にもα、β、Ωが存在する。」ということかなと思います。
オメガバース作品だと基本的に男性α×男性Ωのカップリングが着目されますが、男性α×女性Ωや男性Ω×女性αのカップリングも存在する世界線です。
さらにこの世界では大半が男性β×女性βが大半を占めるため、男性×男性のカップリングが普通ではないと思われています。
そのような世界ならではの葛藤もこの作品の特徴です。
しずくちゃんが可愛い
雫斗の娘であるしずくちゃんが本当に健気で可愛らしいです。
これもオメガバース作品ならではのポイントかなと思います。
雫斗のことが大好きで子供ながら一生懸命に考えて行動しているんだと思いながら読むのも良いです。
僕は勝手に姪っ子を見ている叔父さん目線で読んでいました。
オメガバースを読んでみたいけど地雷じゃないか心配で手が出せない人は是非『嫌いでいさせて』を手に取ってみてください。
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